試験のポイントを分かりやすく!広範囲なニューワールド国もおまかせください!! |
ソムリエ試験は毎年猫の目のように出題傾向がコロコロと変わる試験です。問題数が100問から70問。そしてまた100問に戻ったり、いきなり地図問題が大幅に増えたと思ったら翌年は姿を消したり…等々。世界のワイン市場や各国のワイン法も年々変化しているので10年ぐらい前の試験問題を勉強してもあまり役にたちません。このメルマガでは過去5年〜最新の過去問を厳選抜粋して学習します。イタリアDOP(DOCG)など毎年増え続けるワイン法も逐一紹介していきます。頻出箇所のみ学習していきますので、数年前に一度出題されたところや最新のワイン法に対応していないところなどは学習しません。出ないところは覚えない。試験の膨大な暗記量を少しでもへらすお手伝いをいたします。 本文の赤字のところが2011年度試験で出題されたところです。 2011年7月配信号「カナダ」より ━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━← カナダ(主要産地・ワイン法・ラベル表記) 発行日:2011年7月11日 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ カナダは3呼称共通の課題国となります。ソムリエ試験では久々の課題国 となりました。過去5年では試験に出題されたことはありません。 教本でもわずか数ページのカナダですが、東部にあるオンタリオ州と西部 のブリティッシュ・コロンビア州内の『各産地の位置』は教本等で確認し ておきましょう。ここらあたりは出そうです。 またアイスワインの品種『Vidalの交配品種』も試験に問われそうですの で注意が必要です。 ------------------------------------------------------------------- 【 カナダ 】 ------------------------------------------------------------------- 1980年台半ばからアイスワインの産地として有名です。極甘口のアイスワ インはデザートワインとして味わうのに最適です。パックに入ったジュー スを冷凍庫に入れて凍らすとまず水分が凍りますよね。残った果汁を飲む とこれがものすごく甘い。アイスワインの原理はこれと同じです。 アイスワインのブドウは、厳寒の12月から2月頃でかつ気温が−8度以下に 下がった時に手積みで収穫されます。また水分を捨てて、糖度の高い果汁 部分だけを使用するので生産量も僅か。ですので、とってもお高い(◎o◎) ワインとなります。本当に『 あま〜い 』ワインです。 ●カナダワインデータ 太平洋に面したブリティッシュ・コロンビア州とハドソン湾岸にある オンタリオ州の2州が主要産地。 ブリティッシュ・コロンビア州 黒ブドウ51%:白ブドウ49% オンタリオ州 黒ブドウ46%:白ブドウ54% 栽培面積は約1.2万ha、ワイン年間生産量も約50万hlとわずか。 原産地呼称法VQA制度があり、DVA(Designated Viticultural Areas)が9つある。 =ラベル表記VQA= <ブドウ品種表示> 85%以上 <収穫年表示> 85%以上(オンタリオ州) 95%以上(ブリティッシュ・コロンビア州) <州名表示> 100% <特定栽培地域表示> 85%以上(オンタリオ州) 95%以上(ブリティッシュ・コロンビア州) ●ブドウ品種 生産量の多い順に <黒ブドウ> Cabernet Franc、Merlot、Cabernet Sauvignonなど <白ブドウ> Vidal※、Chardonnay、Rieslingなど ※Vidalヴィダル = Ugni Blanc×Seibel4986 (以下、続く。) ↓↓↓↓↓ ■実際の問題(ソムリエアドバイザーエキスパート3呼称共通) 次の中からカナダのワイン用ぶどう品種Vidal 256の交配として正しいものを1つ選んでください。 1. Chardonnay × Seibel 4986 2. Pinot Blanc × Seibel 4986 3. Riesling × Seibel 4986 4. Ugni Blanc × Seibel 4986 ※2011年度試験で、カナダの試験問題はこの1問だけでした。 2011年6月号配信号「アルゼンチン・ニュージーランド」より ━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━←━ アルゼンチン・ニュージーランド(ワイン法・ラベル表記) 発行日:2011年6月27日 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ こんにちは。今号も先週から続いての課題国です。 今週は南半球の雄、" アルゼンチン " と " ニュージーランド " です。 この2つの国はソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート3呼 称共通の課題国となります。 各国の主要産地の特徴をおおまかに理解しておきましょう。 ------------------------------------------------------------------- 【 アルゼンチン 】 ------------------------------------------------------------------- アルゼンチンはフランス、イタリア、スペイン、アメリカに続き、世界で 5番目のワイン生産国であり、日本でも原料用ワイン(バルクワイン)と してアルゼンチンから多く輸入しています。 アルゼンチンワインの約80%は赤ワインで南半球の強い日差しを浴びた 濃厚なワインが特徴です。以前は大量生産・大量消費の低価格ワインのイ メージがあったアルゼンチンですが、近年では高品質なワインも造る大ワ イン生産国として、その知名度は国際市場において年々評価が上がってい ます。 ●アルゼンチンワインの特徴 アルゼンチンではぶどうを高地(標高平均900M)で栽培することが多く、 日差しをふんだんに浴びるアルゼンチンワインは多くのポリフェノールを 含んでいるといわれています。高い産地では昼夜の気温差が大きくなるの で、ブドウの糖度も高く凝縮感のあるワインに仕上がります。気候は『大 陸性気候』でアンデス山脈の影響を強く受けます。 ●主要産地 アルゼンチンのぶどう栽培地:アンデス山脈の麓、南緯「22〜42度」に広 がっています。アルゼンチンと言えばマラドーナですよね。 【アンデスでふふ(22)っと笑った、42歳のマラドーナ。】 と覚えておきましょう。 (以下、続く) ↓↓↓↓↓ ■実際の問題(ワインエキスパート) 次のアルゼンチンに関する記述中(a)(b)に該当する語句の 組み合わせとして正しいものを1つ選んでください。 「アルゼンチンのぶどう栽培地域は南緯(a)度の間で国の中央 および北西部に位置し、太平洋からの湿った風はチリを超えると (b)と呼ばれる乾燥した暖かい風となる。」 1. (a)22〜35 (b)貿易風 2. (a)22〜39 (b)偏西風 3. (a)22〜42 (b)ゾンダ風 4. (a)22〜45 (b)卓越風 ※メルマガ本体では(b)ゾンダ風は紹介していませんでしたが、マラドーナの 特徴的な語呂合わせより、(a)の22〜42から解答の3番は選べたと思います。 2011年6月号配信号「チリ」より (〜本文より抜粋) ●チリのワイン チリは全て75%です。覚えやすいですね。 アメリカやオーストラリアの数字と混同しないようにしましょう。 -チリワイン表示- 品種名・・・・75%以上 収穫年・・・・75%以上 産地名・・・・75%以上 オーストラリアのラベル表記は全部85%で、日本は全部75%でした。 日本は少し条件がありました。 品種 75% 収穫年 75%(国産ぶどうを100%使用したものであること※) 産地 75%(国産ぶどうを100%使用したものであること※) ではアメリカAVAは覚えていますか?いろいろな国のラベル表記があ りますので,これらの数字が頭の中でごちゃごちゃにならないように、 一度ノートに書き出すなどして整理しておきましょう。 ●ブドウ品種 生産量の多い順に <黒ブドウ> Cabernet Sauvignon、Merlot、※Carmenere、Syrahなど <白ブドウ> Sauvignon Blanc、Chardonnay、Semillonなど ※Carmenereカルメネーレに注意。 (中略) ではここでチリに関する過去問です。 (中略) G.2011年シニアソムリエ試験問題から 次の中からチリのぶどう栽培の父と呼ばれるシルベストーレ・オチャガビ アが、フランスの高級ぶどうの導入やフランスの技術指導者を招いて、本 格的なワイン造りを始めた年号を選んでください。 1.1831年 2. 1841年 3.1851年 4.1861年 (以下、続く) ↓↓↓↓↓ ■実際の問題(3呼称共通) 次のチリの原産地呼称ワインに関する記述の中から、誤っ ているものを1つ選んでください。 1. ラベルに原産地を表示するには、その地域の該当品 種を少なくとも75%以上使用しなければならない。 2. ラベルにぶどう品種を表示するには、その地域の該当 品種を少なくとも75%以上使用しなければならない。 3. ラベルに複数の品種を表示する場合、使用されている 品種を全て表示しなければならない。 4. 収穫年表示をする場合、表示年のワインを75%以上 使用しなければならない。 ■実際の問題(3呼称共通) 次のチリワインに関する記述中(A)に該当する人物を1つ 選んでください。 「本格的にぶどう栽培が行われたのは1851年にチリのぶ どう栽培の父と呼ばれる(A)がフランスから高級ぶどう品 種を導入し、始められた。」 1. ヨハン・グランプ 2. シルヴェストーレ・オチャガビア 3. ヤン・ファン・リーベック 4. サムエル・マースデン 8月に行われたソムリエ1次試験では、先の4月に行われた シニアソムリエ試験に出題された問題と同様の問題がありました。 最新の問題を解いておくことも合格への近道となります。 このメルマガではコンパクトにかつ的確に試験に出そうなところを学習していきます! ニューワールド国の学習は本当に広範囲です。要点を絞って学習をしていきましょう。 |
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